パリ・オリンピックの柔道66kg級で金メダルを勝ち取った阿部一二三選手。
実は阿部一二三選手は次男で、上にもう一人兄がいます。
阿部一二三選手の兄も過去に柔道をしていましたが、現在は柔道をしていません。
なぜ柔道をやめたのか、現在は何をしているのか調べてみました。
【画像】阿部一二三の兄が柔道をやめた理由
阿部一二三選手・阿部詩選手の兄は阿部勇一朗さんという方で、阿部一二三選手より2歳上です。
兄・勇一朗さんも幼い頃、阿部一二三選手と一緒に柔道を習っていました。
兄・阿部勇一朗は幼少期から柔道を習う
もともと阿部家の両親は柔道の経験はありません。
幼い勇一朗さんと一二三さん2人が元気過ぎたため、何かスポーツをさせた方がいいと考えます。
自分たちが小柄だから、子供たちは身長ではなく同じような体格で競えるスポーツをやらせたいと考え、柔道を勧めたそうです。
阿部勇一朗さんが柔道を始めた頃のエピソードを語っている記事がありました。
柔道も小学校時代、同じ道場で始めた。ただ、その理由は1人で稽古に行く一二三を心配した母に「勇もやってくれへん?」と頼まれたから。「強くなりたいとか、そういう意識はなかった。やらされているみたいな感じで捉えていたと思う」。練習後に居残り、高学年の選手に「教えてください」と胸を借りに行く弟の姿に感心させられた。「僕は絶対やらなかった。見てるだけでした」と苦笑する。
引用元:スポーツ報知
兄・勇一朗さんが柔道を始めたのは、母親から弟の御守り役を任されたからだったのですね。
弟・一二三さんの自主練習があれば一緒に練習し、遠方での稽古なら一緒に同行し、当時から献身的に一二三さんをさんをサポートしていたそうです。
やさしいお兄ちゃんだったのね!
兄・勇一朗は中学進学後に柔道をやめて水泳部へ
兄・阿部勇一朗さんは兄妹の中でも「最も柔道のセンスがある」と言われ、小学生の大会では何度も表彰台に上がるほどの実力でした。
しかし、もともと弟の付き添いで始めた柔道だったこともあり、阿部一二三選手のように「強くなりたい」という気持ちが勇一朗さんには湧かず、小学校6年生で柔道をやめてしまいました。
そして中学は水泳部に入部し、高校まで水泳部に所属し続けたのです。
センスがあるのにやめたのはもったいないけど、運動神経がいいと、どんなスポーツでもできそうね!
阿部一二三の兄は国家公務員
阿部一二三選手の兄・阿部勇一朗さんは、現在は国家公務員です。
高校2年生で進路について悩んでいた頃に、弟の阿部一二三さんが中学の全国大会で2連覇を成し遂げます。
それに刺激を受けた兄の勇一朗さんも進路を真剣に考えるようになり一念発起。
国家公務員という目標を掲げ、見事合格することとなりました。
阿部一二三選手、阿部詩選手、柔道史上初のきょうだい金メダルおめでとうございます!!!大きな感動をありがとうございました。
— 東京出入国在留管理局羽田空港支局 (@IMMI_HANEDA) July 26, 2021
入国警備官採用試験の申込み締切は7月29日(木)までです。→https://t.co/Bc4tAzdgxQ pic.twitter.com/86RcObJ68Z
阿部勇一朗さんの具体的な仕事について、過去に週刊文春で「国家公務員の長兄の繋がりで入国警備官のポスターに登場」という記事が載ったことがあります。※現在は削除
兄・勇一朗さんが実際に入国警備官かは定かではありませんが、東京オリンピック後の東京出入国在留管理局のSNSでは阿部一二三選手・阿部詩選手のポスターが貼られた投稿がありました。
勇一朗さんは体も鍛えているから、入国警備官の仕事はピッタリじゃない?
まとめ
阿部一二三選手の兄・阿部勇一朗さんが柔道をやめた理由や現在の職業について説明しました。
まとめです。
- 兄の阿部勇一朗は幼少期に弟の御守り役として、一緒に柔道を習っていた
- 兄・勇一朗は中学入学を期に柔道をやめた
- 弟・一二三の活躍に刺激をうけ、兄・勇一朗は国家公務員を目指した
阿部一二三選手・阿部詩選手が柔道の世界で活躍し続けるのは、兄の勇一朗さんの支えがあるからなんですね。
阿部3兄妹の今後も目が離せませんね!
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