MENU
  1. ホーム
  2. 話題
  3. 桜川涼子のモデルは中田正子ではない？久保田聡子のモデルなのか徹底検証！

桜川涼子のモデルは中田正子ではない？久保田聡子のモデルなのか徹底検証！

話題
桜川涼子と久保田聡子、どちらのモデルが中田正子？

※当サイトのコンテンツには、広告を掲載している場合があります。

2024年度前期のNHK連続テレビ小説『虎に翼』。

ドラマでは主人公の猪爪寅子と同級生の山田よねに続き、同じく同級生で華族令嬢である桜川涼子が注目されています。

当初、桜川涼子のモデルは中田正子と言われていましたが、久保田聡子のモデルである可能性も出てきたため、考察してみました。

目次

桜川涼子のモデルは中田正子ではない？

『虎に翼』番組タイトル
公式X

昭和初期に三淵嘉子・中田正子・久米愛という3人の日本初の女性弁護士が誕生しました。

2024年前期の朝ドラ『虎に翼』は、三淵嘉子さんをモデルにした猪爪寅子が主人公。

ドラマの桜川涼子は、猪爪寅子や同級生とともに大学で切磋琢磨し、華族でありながら弁護士を目指す役柄です。

3人のうちの一人・中田正子さんは桜川涼子のモデルと噂されていましたが、猪爪寅子の先輩・久保田聡子のモデルの可能性も出てきました。

桜川涼子・久保田聡子と、中田正子さんの共通点と相違点を挙げでみましょう。

桜川涼子と中田正子の共通点・相違点

ドラマの桜川涼子は華族令嬢、学業は優秀、海外経験もあり英語は堪能、ファッションや言動は常に雑誌に取り上げられるほど注目の的です。

しかし自分の功績を認めてもらえないことや華族という家柄に恵まれているからと周囲に思われていることに、桜川涼子は不満を募らせていました。

さらに「勉学に励むのは結婚までの時間稼ぎ」とまで言われ、母からは婿をとって家を守ることを命じられ、反論すらできない女性として描かれています。

そんな桜川涼子と中田正子さんの共通点と相違点は以下の通りです。

共通点

  • 桜川涼子・中田正子ともに家柄が良く学業優秀
  • 中田正子と三淵嘉子（猪爪寅子のモデル）は同級生

相違点

  • 中田正子は華族ではない
  • 中田正子は初の高等文官司法科試験で一次試験合格、桜川涼子は不合格
  • 桜川涼子は結局、弁護士になることを諦める

桜川涼子は猪爪寅子と同級生というのが大きな共通点ですね。

しかし残念ながら試験結果は異なります。

和装が似合うのも共通点かしら？
中田正子さん、法廷でも着物で立っていたそうよ！

スポンサーリンク

久保田聡子と中田正子の共通点・相違点

久保田聡子は明律大学女子部の一期生で、猪爪寅子・桜川涼子の先輩にあたります。

女子部一期生ではリーダー的な存在であり、言葉遣いが男っぽいせいでとっつきにくい印象があるものの、後輩たちの面倒見は良い先輩です。

久保田聡子は後輩たちとともに、女子で初めての高等文官司法科試験を受験し、女子学生では唯一、筆記試験に合格しました。

しかし二次の口述試験では不合格となり、女子が一人も合格できなかったことで明律大学女子部は存続危機に陥ります。

そんな久保田聡子と中田正子さんの共通点と相違点は以下の通りです。

共通点

  • 中田正子は女子でただ一人、筆記試験は合格、口述試験は不合格で、久保田聡子と同じ

相違点

  • 久保田聡子は猪爪寅子と同級生ではない（中田正子と三淵嘉子は同級生である）
  • 久保田聡子の男性的な言葉使いにより、モデルは久米愛とも言われている

久保田聡子と中田正子さんとの共通点は、女子でただ一人の筆記試験に合格者という点だけです。

久保田聡子の家柄や家庭環境はドラマの中で紹介されていないため、比較が難しいですね。

久保田聡子はどんな家庭で育ったんだろう？
男言葉は育ちに関係あるのかな？

このように比べてみると桜川涼子と久保田聡子のいずれにも、中田正子さん要素が盛り込まれているように思います。

同様に久保田聡子と山田よねのモデルは久米愛さんとも言われていますね。

こちらも読まれています

中田正子の生い立ち

中田正子
明治大学
名前中田正子（なかた まさこ）（旧姓：田中）
生年月日1910年（明治43年）12月1日
没年月日2002年（平成14年）10月15日（91歳没）
出身地東京都小石川区久堅町（現：文京区小石川）
職業弁護士（日本女性初）、鳥取県弁護士会会長、日本弁護士連合会理事、鳥取家庭裁判所調停員ほか
経歴1910年　誕生
　　　　女子師範附属小学校卒業
　　　　東京府立第二高等女学校卒業
1931年　女子経済専門学校卒業
1934年　日本大学法文学部選科修了
　同年　明治大学専門部女子部３年次に編入
1935年　明治大学専門部女子部卒業。明治大学法学部本科に入学
1937年　在学中に高等文官司法科試験に初受験（筆記試験は合格、口述試験で不合格）
1938年　明治大学法学部卒業
1938年　2度目の高等文官司法科試験で合格
1939年　中田吉雄（参議院議員）と結婚。中田姓になる。
1940年　正式に弁護士になる（日本人女性初）
　同年　東京・丸の内の岩田宙造法律事務所に勤務
1945年　夫・中田吉雄の実家がある鳥取県へ疎開。そのまま移住する。
1950年　鳥取市に法律事務所を開業。
1969年　鳥取弁護士会会長、日本弁護士連合会理事に就任（日本人女性初）
2002年　鳥取市で逝去。

中田正子（田中正子）さんは軍人の娘で、父親は憲兵少佐の田中國次郎という日清日露戦争を勝ち抜いた職業軍人でした。

田中國次郎は軍人でありながらシェイクスピアを原語で読むほど博識が高い人物であり、中田正子さんもその父親の影響を受けて育ったそうです。

とても教養ある家庭で育ったのね。

子供のころから聡明だった中田正子さんは女学校を経て、女子経済専門学校へ入学します。

女子経済専門学校では、校長の新渡戸稲造（にとべ いなぞう）、大正デモクラシーの論客で政治学が専門の吉野作造（よしの さくぞう）、民法学の先駆者である我妻榮（わがづま さかえ）の講義から、法律へ興味を持ち始めます。

そして次第に女性に対する法律の必要性を感じ、女性が社会で活躍できる世の中にしたいと考えるようになり、明治大学に女子部ができたことを知ると３年次に編入します。

在学中に初めて受けた高等文官司法科試験（現：司法試験）では筆記試験は合格したものの、口述試験では不合格。

生意気だったから落としたぁ？？　聞き捨てならないわね！（怒）

しかし翌年の1938年、大学を卒業後に受けた2度目の試験で見事合格！

この試験では三淵嘉子さん・久米愛さんと３人一緒に、女性初の合格者となりました。

中田正子さんは弁護士になった1940年から亡くなる2002年までの62年間、弁護士の職をまっとうしたのです。

中田正子さんと久米愛さんの色々なパーツが組み合わさって、ドラマの人物像が出来上がったのかもね。

桜川涼子と久保田聡子を演じた俳優

桜川涼子（桜井ユキ）

桜井ユキ
X

『虎に翼』の桜川涼子を演じているのは、俳優の桜井ユキさんです。

朝ドラは2022年の『ちむどんどん』に続いて２年ぶり２作目の出演となります。

桜井ユキさんは桜川涼子を演じるにあたり、着物の所作と華族の所作の両方に気をつけていたとインタビューで語っていました。

いっぱいあるんですが……見た目で言うと、所作が一番大きいですね。涼子の場合、着物の所作と華族の所作の両方に気を付けないといけないんです。

芝居上、笑うシーンが出てきますが、さっき言ったように「歯を見せて笑ってはいけない」という縛りがあるので、出来るだけ口を閉じて笑うようにする。あと、指を開かないようにする、というのもありました。

引用元：ステラnet

華族の所作って初めて聞いた！着物の所作だけでも大変そう…

久保田聡子（小林涼子）

小林涼子
Instagram

『虎に翼』の久保田聡子を演じているのは俳優の小林涼子さんです。

朝ドラは初出演とのことです。

目ヂカラが強くキリっとした顔立ちで、女子部のリーダー的な役柄を演じています。

着物もステキだし、法服姿もカッコイイ！！

まとめ

『虎に翼』の桜川涼子のモデルが中田正子さんなのか、桜川涼子と久保田聡子の共通点と相違点について説明しました。

まとめです。

  • 主人公と同期なのは桜川涼子
  • 試験の結果を見れば久保田聡子
  • 桜川涼子と久保田聡子いずれも中田正子さんの要素があり、どちらのモデルとも言える

久保田聡子のモデルなら、次回の口述試験に合格しそうです。

『虎に翼』の女性たちが、この先どうなるのか期待したいですね！

こちらも読まれています

話題
よかったらシェアしてね！
  • URLをコピーしました！
  • URLをコピーしました！

関連記事

目次